男の子を産め、女の子は要らないなどという理不尽な主張。インドやパキスタンには、娘が嫁ぐ日のために高額の持参金を準備しておかなければならないという風習が根強く残っており、時に女児の誕生が忌み嫌われてしまうことがある。
また、その考え方は一家に思わぬ悲劇をもたらすこともあるようだ。
■怒りを爆発させる義理の両親
インド・ニューデリーのガウタム・ナガーという地区で先週、プラン・ゴビンダ・ダスさんと妻スプリヤ・ダスさん(23)の間に元気な赤ちゃんが誕生した。
ところが性別が女の子であると知って、プランさんの両親が激怒。なぜ男児が生まれなかったのかと息子に対して不満を爆発させ、近隣住民にも「女の子は不幸の種。腹立たしく忌々しい」と延々と愚痴をこぼしたという。
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■夫が自殺し妻が心筋梗塞
かわいい女の子の誕生をスプリヤさんも喜んでいただけに、彼女の両親は婚家側の理不尽な批判や陰口に腹を立て、両家の関係は一気に険悪なものとなった。
妻も義理の両親の態度をひどく怒っており、間に挟まれ深く思い悩んだプランさんは19日に焼身自殺。夫の死を知ったスプリヤさんもショックのあまり倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまった。心筋梗塞を起こしたものと考えられている。
■娘の誕生は経済的損失を意味
インドやパキスタンに古き時代から伝わる「ダウリー」という持参金制度。夫とその家族はそのお金でまずは宝飾品、車、家電製品など好き放題の買い物を楽しむといい、その後の嫁に対する態度や扱いも金額次第だ。
こうしたことから、女の子が生まれた家では「いつか嫁ぐ日のため」と苦労して大金を準備しておかなければならない。インドでダウリーは1961年に法律で禁止となったが、保守的な高齢者が仕切る地方の村や町では、今なお娘たちは持参金とともに嫁ぐという。
■新生児の殺害や児童婚の問題
こうしたことから、インドでは貧困家庭で生まれた女の赤ちゃんが殺される事件や、逆に金銭を受け取れるとして、幼少の娘を高齢の男性に嫁がせる児童婚が後を絶たない。
また胎児の性別を知って中絶を望む夫婦もおり、ここ数年インドでは女の赤ちゃんの人口が男の赤ちゃんの人口の9割にとどまっている。
また、女の子の親が「適齢期を過ぎたら恥ずかしい」「死別や離婚で追い出されないよう」などと考えがちであることも、ダウリーがなくならない一因だ。そのため、インドの少女たちが高等教育を受け、経済的に自立することの重要性を訴える人権専門家は多い。
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(出典 news.nicovideo.jp)
謝秀麗『花嫁を焼かないで―インドの花嫁持参金殺人が問いかけるもの』(1990年、明石書店)ISBN 4750303046 スバドラー・ブタリアー『ダウリーと闘い続けて―インドの女性と結婚持参金』(2005年、つげ書房新社) ISBN 4806805165 インドにおける性に関する問題 Save Indian 4キロバイト (554 語) - 2020年2月7日 (金) 21:09 |
<このニュースへのネットの反応>
インドもパキスタンもえげつないな
よその国の文化や風習に自分の国の倫理観で口出ししない方がいいと分かってはいるが、さすがにこれは酷いとコメントしたくなる
こういうニュースを世界に拡散する種類の人間は、日本の事を未成年AV大国とか好き勝手報道してるから話半分にしか聞けないな。
この文化で良く今まで人口持ったな。かつてあった女性側のメリットがどこかで消失しているのでは?
文化の問題に直接介入は無理として、記事にあるように教育格差の是正から少しずつやるしかないって感じかな
そのまま絶滅してもいいのよ。誕生した命を歓迎できないやつの血なんて
インドはこの手の話をよく聞くね。中国の代わりとしてインドに着目する動きがあるけど、こういう話を聞くとどうかなあって思うね。安価な労働力が、結局はこういう人権侵害から生まれているんだとしたら、いずれまた歪を生むのだと思う。それを知っていてもなおやるのが先進諸国連中の一番悪いところなんだよなあ。
最近のやべえ話って大体インドか中国のイメージしかない
男だけじゃ子供は作れないのよ・・・?
男しか生まれなくなるとよその国からメスを攫ってくるエロゲのゴブリンのようになってしまうぞ
こういう事って日本でもあんだろ。 一概に他国で起きた不幸を切り取ってばら撒く事で、どういう印象操作が起きるのか考えんのかね? 言論の自由振りかざして良い国で起きてる現実としてよぉ
ここまで酷くはないだろうけど一昔前の日本でも普通にあったからね。
こういうニュース多いしインドマジでやべえなと思うじゃん?(まあ実際やばいんだけども)世界の男女格差のランキングだと日本はインドより悪い扱いなんだぜ。ランキングがすべてとは言わんが、そういう目で見られてるってことな。
国民が男だらけになったら、どうやって子孫を繁栄させるの? 隣国から誘拐婚でもするの?
祖母よ、お前の性別はどっちだ?
劣等国が劣等言われる由縁だよな。おっと途上国だったわwww
生き物としては女性の方が大切にされるべきなのにな、子供を産める身体と遺伝情報を出すだけの身体、どっちが必要かはすぐ分かりそうなものなのに・・・。つくづく人間って間違ってる
中島みゆきのやまねこだな 女に生れ落ちて初めて聞こえた声は落胆のため息だった・・
この風習が機能していた時代もあったのかな?どういった背景で始まったものなのか、本質はどこにあったのか。
現代の先進国から見たらありえない風習だけど、インドの地方によっては当たり前の考えなんだろう。これだけに限らずこの手の問題は難しいよね。外から批判しても何の意味もないだろうし
makoto>そりゃ、設備投資すれば置き換えできる低学歴現地人なんて治安維持の観点以外で雇わないよ。先進国の外資系企業は現地人ではなく現地の銀行を相手に商売をしているのであって、貧乏人は早く絶滅してくれた方がいい。
あえて言うわ、人の尊厳を踏みにじるような国は未開で野蛮な国だ
ググってみたらこんな事してるから男がダダ余りで、未来が危ぶまれてるみたいね
日本でも昔からある事ではあるんだよね。女はいらない跡取りの男子産めって感じで。
酷すぎるな。そいつら母親はいないのか?女性の腹から生まれたとは到底思えない、肥溜めに勝手に生えたんじゃないのか。
婆ちゃん、自分の性別言ってみなよ・・・そりゃないよ
明治ぐらいまでの日本が今も継続してる国なのか。現在に見合わない不要な伝統や風習は自国文化だとしても廃れた方がいいな。
残った女の子は誰が育てるんだろ?母親の両親が引き取ったりしてくれないのかな?
男尊女卑もここまで来ると外道の域よ
祖母なんていらない! って言われたらどう応じるんだろこの人
インドは優れた文明の地ではあるのだが、男女に関する話ではめちゃくちゃクソな話しか聞かないな渋々でも女性の出家を認めたブッダってすげーや
最初は娘の両親から「娘をよろしくお願いします」の意味の持参金だったんじゃないかと思うが。「あの家の嫁の持参金より少ない!」とかいうやり取りが繰り返されて膨大な金額になったのかね。
アホのフェミニストはこういう文化にまず文句言いに行けよ 日本が人権後進国とかマヌケなこと言ってねえで
日本でもあんだろって言ってるアホはソースの一つぐらい提示したらどうなんですかね
少なくとも嫁家族の態度を見るに、全員が全員おかしい考えの持ち主ではないわけだ。きっと祖父母が育ててくれるのだろう。
インドの男女格差はたまに宗教や文化の範疇を超えてるとおもう時がある
日本でも女を出産すると親戚から嫌味を言われると言うのは聞くからな。親からしてみれば男でも女でも我が子であることに変わりはないけど、他人から見たら「男」か「女」でしかないからな。少なくとも性差別をなくしていかないとこういう風習もなくならないだろうな。
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